独占的競争市場における生産者の行動について
完全競争市場と不完全競争市場の両方の性質を持つのが独占的競争市場である。企業は多数存在し、長期的にみると企業は生産者として自由に参入でき、この面では完全競争市場と同じである。しかし材の同質性は成立していない。すなわち、各企業の商品は差別化されているため、自社の製品に対してある程度の価格支配力を持つ。この点では独占企業と同じである。独占的競争市場においては生産者であっても利潤最大化を目指して行動するが、産業全体の市場需要曲線に直面するので、プライステイカーとしては行動しない。
短期的に独占的競争市場における生産者の行動を考える。この場合、新規参入はまだないため、差別化された商品を生産している企業は、独占的な利潤を得ることができる。独占企業と同様に、価格支配力を持つため、利潤最大化条件は、「限界収入MR=限界費用MC」である。生産者はこの条件に合致するように行動すると考えられる。
しかしながら長期的側面で考えると、他の企業が新規参入するため、新規参入されていくにつれて今まであった商品の魅力は失われていく。いずれは他の企業が生産している商品と同質のものとなる。新規参入者は利潤がゼロになる、すなわち「価格=平均費用」になるまで参入していくと考えられる。
以上。
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